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8020(ハチマル・ニイマル)運動とは?

8020(ハチマル・ニイマル)運動って知っていますか?
8020運動とは
どうも歯医者は苦手だな…という方、実は少なくないのではないでしょうか。
もっともっとクリニックが快適でいたいことが少なくて済む世の中になるといいなと誰もが思うことでしょう。
でもそんなクリニックでちょっとぐるりと首を回していただけるとこんなものが眼に入りませんか?

「8020ハチマル・ニイマル)運動」

ポスターやステッカーを一度は見たことがあるのではないでしょうか。
歯医者さんの電話番号だったり、車のナンバーが8020だったり。
これ、何を意味しているかご存じですか?

御長寿大国のわが日本。「80歳まで自分の歯を20本残しましょう」という
厚生労働省と日本歯科医師会が勧めている健康運動の一つです。

大人のお口の中には平均28本の歯があります。
親知らずがあったり、先天的に少なかったりすることもありますが、このうち、20本を80歳まで残して、元気に過ごしましょうということなんです。
そのためには小さいうちから、お口のケアや定期健診を怠らずに、しっかりと自分の歯で食べること、そうすれば健康で豊かな生活が送れます。
子供から大人へのライフステージ、また虫歯、歯周病への対応など、それぞれやってくるお口の変化にも敏感に気づけるようになりたいものです。

さて、時は江戸時代。
人は今よりも寿命が短く、衛生環境、食環境も優れてはいません。
そんな時代、小林一茶が50歳前に失った歯について詠ったちょっと面白い俳句があります。
「歯が抜けて あなた頼むも あもあみだ」
仏様にすがって唱えたお経も歯が無いとあもあみだになってしまったわけですね。
2万句も詠んだと言われる一茶も、同じように歯に悩んだことがあるんですね。

そうなる前に、私たちは早めに手を打ちましょう!
まずは自分のお口をチェックしてみましょう。

・歯医者さんでの歯科健診。どれくらいの間隔で受けていますか?
・自分のお口にある歯の本数を知っていますか?
・お口のケアはどんな方法ですか?
・歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスの使い方をきちんと知っていますか?
・かかりつけの歯科医がいますか?

自信を持って歯の健康を守っていますよ!と多くの人が言えるようになれば、クリニックは予防だけ、クリーニングだけの空間になると言われています。
虫歯ができても早期発見、早期治療をすれば、最小限の治療で、歯を残すことができて、痛い治療をすることが少なくなるからです。

お口の中は、体内の臓器とつながっています。歯周病菌による心臓病、糖尿病などとの関係もわかってきています。
歯だけではなく、身体全体の健康のためにも歯を少しでもよい状態で残すことはとても意味があることなのですね。

気になることがありましたら、お気軽に日本橋の歯科・日本橋グリーン歯科へご相談ください。

2015-12-03 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

寒い季節のお口の環境

いよいよ冬本番!朝布団から出るのが億劫に感じる方も多いのではないでしょうか。
気温の低下により、体が冷えて血行が悪くなったり、寒い寒いと猫背の姿勢を取りがちになっていることから肩コリが気になったり、冬の身体のお悩みを抱えている方も少なくないのでは!?
今回は、寒い季節に起こりがちなお口の中の環境変化にスポットを当ててみましょう。
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歯がしみるような痛みを感じる!
こんなお悩みを聞くことがあります。その原因は一体何でしょうか。

原因として考えられること・・・
その1 知覚過敏

歯の一部分に大きな摩擦が加わると、その部分の歯の表面エナメル質が削れてきてしまいます。
エナメル質は身体の中で最も硬い組織と言われていて、その硬さを表すモース硬度というレベルに換算すると6-7という数値に値します。地球上で一番硬いものとしてよく言われるダイアモンドを10としているのですが、ナイフより硬くガラスに傷をつけることができる程度の硬さが7レベルとされているので歯のエナメル質の硬さはかなりのものだと言えます。
そんな骨よりも硬いエナメル質が実は毎日の誤ったブラッシングにより、少しづつ少しづつ削れていくことがあるんです。削れてしまった部分は、歯の神経がまとう洋服が薄くなっているような状態なので
熱や冷たいものに敏感になりますね。そこで、冷たい風を感じるこの季節、知覚過敏が疑われるような症状がでることがあります。
知覚過敏になっているところは歯医者さんによって修復してもらえます。また正しいブラッシングにより、今後の知覚過敏を防ぐこともできます。

その2 かぶせものや詰め物が冷えると招く痛み

クラウンと呼ばれているかぶせものや、インレーと呼ばれている詰め物。材質によっては温度差により神経が残っている場合痛みとして感じられることがあります。エナメル質と同じように、歯の一部分を守るように修復している素材は歯の神経に近い位置へセットされているケースがあります。修復している材料が冷えると神経に近い位置へその冷たさが伝わり痛みとして認識してしまうんです。かぶせものの材質については治療の際、歯医者さんで相談してから決定することができます。

その3 冷えによる筋肉の硬さ、くいしばり
寒さをがまんしたり、歯がガタガタしているようなとき、お口の周りの筋肉はとても硬くなっています。
それによって必要以上に咬む力が強くなり、歯に加わる力が大きくなりすぎて痛みとして感じることがあります。寒さに弱かったり、血行不良による肩こりなどを感じやすい人に起こることがありますので
そのようなときはお口の周りをほぐしてあげたり、身体を必要以上に冷やさないようにするなど工夫をなさってみてはどうでしょうか。

他にも原因として考えられることがあるかもしれません。冬に特に感じる痛みがある場合は日本橋グリーン歯科へご相談ください。

2015-11-30 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

「いい歯の日」

11月8日が「いい歯の日」というのをご存知ですか?
日本歯科医師会が「いい歯で、いい笑顔」を日本中に!をキャッチフレーズに、「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」というキャンペーンを実施しています。
いい歯の日
「笑顔が素敵な著名人」を選ぶ著名人部門と、「とびきりの笑顔の写真」を選ぶ一般部門があり、11月8日に授賞式があります。
過去の受賞者でいうと、ウィッシュ!のポーズで有名なDAIGOさんと、女子柔道選手の谷本歩実さんなどが受賞しました。
あなたのとびきりの笑顔が表彰されることがあるかもしれませんから、いつでも綺麗で健康ないい歯を保ち続けられるように毎日のケアを心がけてくださいね。
そして、面倒くさがらずに、定期的に歯科検診を受ける習慣をつけていただくとよりよい歯でいることができますす。

☆歯周病

あなたの口の中や歯は健康ですかと質問された時、自覚症状が特にない人からは、どこも痛くないから大丈夫です!という答えが返ってくることでしょう。
歯周病は、痛みもなく歯を支える土台である歯周組織を静かに破壊していく病気です。
自覚症状がほとんどなく、放置してしまうことが多いため、気づいた時には重症になっています。
そのため、治療がとても長引いたり、全身に影響が出ることもあります。

サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)とか、「サイレント・キラー(静かな殺人者)とも呼ばれているのです。
痛みがないから歯が健康とは限りません。予防のためには、家庭でのセルフケアだけでなく、歯科医院で定期検診を受けて、プロにケアしてもらうことも大切です。
定期検診では、出血の有無をチェックしたり、歯周ポケットの深さを測定したりして歯周病の状態を検査します。
そして、専門の道具で歯石や歯垢を除去し、あなたのお口の中の状態にピッタリの効果的な歯磨き方法の指導もいたします。
指導を受けた毎日の正しいセルフケアと、プロの手によるケアで、お口の健康を歯周病から守るために、力を合わせてがんばりましょう。

☆歯周病の進行状態

①歯が浮く感じがして、食べ物が噛みにくくなる。歯周ポケットから膿が出て、歯肉がブヨブヨに腫れ、口臭もひどくなる。

②歯槽骨はほとんど溶けてなくなってしまい、歯根が露出し、歯肉が腫れて痛み、歯はグラグラになる。最後には歯が抜けてしまう。

③歯ぐきに歯垢がたまり炎症を起こし、歯肉が赤く腫れ、ちょっとした刺激でも出血しやすくなる。

④歯肉の炎症が進み、歯垢が石灰化して歯石になり、歯と歯肉の間に「歯周ポケット」という深い溝ができる。歯を支える歯槽骨の破壊が始まる。

☆予防が大切

歯周病は、細菌による感染症なので、原因である細菌の数を減らすことが一番効果的です。
口の中にいる細菌は、数百万から数千万という団体で固まって、プラーク(歯垢)となって歯にこびりついています。
このプラークを取り除くためには、家庭での毎日の丁寧な歯磨きによるセルフケア、いわゆるプラークコントロールが大切です。
また、細菌の数を減らすのと同時に、自分の免疫力を強化することも重要です。
歯周病は生活習慣病であると言われているので、栄養バランスのとれた食生活を心がけて、毎日規則正しく生活し、ストレスをためないこと、歯周病の危険因子となる飲酒・喫煙・疲労・睡眠不足等の見直しもしましょう。
歯の調子がおかしいな、と思ったらすぐに日本橋の歯科・日本橋グリーン歯科へご相談ください。

2015-11-03 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

初期虫歯とは

初期虫歯とは

子供の頃に学校の歯科検診で、「C1」とか「C2」とチェックされたことはありませんか?
虫歯の進行段階はCOからC4までの5段階あります。
これは虫歯の進行を表す用語で、C は虫歯を意味する「Caries(カリエス)」のことです。
「CO(シーオー)」と診断されることが多いのが初期虫歯です。
Oは数字のゼロではなく、英語の「Observation 観察(オブザベーション)」のオーです。
「要観察歯」のことで、虫歯になりそうな歯・穴があく一歩手前の歯・初期虫歯などとも言われます。
初期虫歯

初期虫歯の状態と治療

健康な歯と見た目がほとんど変わらず、痛みなどの自覚症状もないため見逃しやすいというのが特徴です。
歯科ではすぐに治療せずに様子を見ますが、「要観察歯」なので、早い段階でのケアがとても重要になります。
よく見るとエナメル質が白濁していたり、X線写真で歯の断面を見ると、健康な部分と同じように表面は白く写るのに、歯の内部はミネラルが溶け出していて密度が低く、暗く写ります。
初期虫歯の段階ならば、毎日のセルフケアで歯を修復し、健康な状態に戻せる可能性があります。
穴があいてしまうと元に戻ることがないので、歯科での治療が必要です。

効果的なフッ素

お子様の初期虫歯の虫歯予防や修復のためには、定期的に歯科で歯にシーラントをしてもらったり、高濃度のフッ素を塗布してもらうことが有効です。
初期虫歯を修復するには、虫歯菌の作る酸で溶けた歯の表面に、唾液中のカルシウムが付着して修復する再石灰化が重要です。
再石灰化促進のためにはフッ素が有効です。
フッ素入り歯磨きは、自分で歯磨きができる年齢になれば毎日のケアに取り入れられます。
フッ素は、再石灰化を促進させる作用の他に、酸に強い丈夫な歯にしたり、虫歯菌が出す酵素の働きを邪魔して酸を作りにくくさせる効果があります。
フッ素を歯に効率良く取り込ませるには、歯ブラシに半分以上(1g以上)歯磨き粉をつけ、磨き始めは濃度が高いので初期虫歯の部分や虫歯になりやすい部分から磨きます。
2分間ブラッシングをして、歯と歯のすき間や歯の溝などにも歯ブラシの毛先が入るようにします。

お口をすすぐ時は、すすぎ過ぎるとフッ素が溶け出してしまうので、回数は少なめにしましょう。
学校・職場の昼休みや、外出先でもささっと磨けば効果がありますので、毎日ケアすることが大切です。
ポイントは、家庭で毎日低濃度を!です。
歯ブラシも歯磨きもたくさん種類がありますので、日本橋の歯科で自分に適したものをご相談ください。

2015-10-12 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯に良い事とは?

食欲の秋ということで、店頭には美味しそうな食べ物がたくさん並んでいますね。
「歯無しに食い残しがない」ということわざがあって、歯の悪い人にかぎって食い意地が張っているという意味です。
また「柿は歯の毒腹薬」ということわざも昔からあり、柿を食べると柿渋で歯が汚れたり、食べ過ぎると糖分が多いので虫歯になりやすいが、お腹には薬である、という意味です。
食べ物が美味しい食欲の秋でも、歯のためには食べ過ぎに注意してほどほどに、ということですね。
歯に良い食べ物最近「食育」という言葉をよく耳にしますね。食に対する知識の習得や、食を選択する判断力を身につけるための取り組みのことです。
食欲の秋だからそこ、歯に良い食べ物について考えてみませんか?

歯に良い野菜

歯に良い事
歯に良い事を大きく分類すると以下のようになります。

①唾液の分泌を促す効果や歯の表面をきれいにする効果がある。
清掃性食品と言われる食品のことです。食物繊維が多く、噛むことで歯の表面をきれいにするレタス・ゴボウ・セロリ等や、唾液の分泌を促す酸味のある食品です。

②あごの発達を助ける。
あごの発達のためには、噛みごたえのあるするめ・ゴボウ・かたまり肉等の食品をしっかり咀嚼して食べると良いでしょう。
噛むことは、あごの発達に有効なだけでなく、唾液の分泌がよくなる・消化を助ける・脳の働きを活発にする・食べ過ぎを防ぐ等の効能があります。

③歯を強くする。
歯を強くする食品とは、カルシウム代謝を助けるビタミンD が多い椎茸、象牙質に良いビタミンCが豊富なレモン・ホウレン草・キャベツ石灰化を助け、歯を作る素になるチーズ・小魚・ひじき・牛乳等のカルシウムが多い食品や、エナメル質を強化するビタミンAが含まれる卵・人参・わかめ、などがあげられます。

歯に良いのは「まごわやさしい」
昔からある和食が歯や体に良いといわています。歯に良いと言われる料理の頭文字をとったものです。
まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ・いもです。(「まごわやさしい」)
どちらかといえば、子供が好むようなものではありませんが、今までの毎日の食習慣を見直して、あなたの家の食卓にも取り入れて、よく噛んで食べることをしてみてはいかがでしょうか。
歯に良いものだけを食べて暮らしていくことは不可能ですので、バランスよくいろいろな食品を摂取して、しっかり咀嚼し、食後はきちんと歯磨きをすることで、健康な体と歯を守りましょう。

歯に悪いのは「おかあさんはやすめ」
子供が大好きな食べ物で、現代の人気料理でもあり、比較的簡単に作れるので、お母さんが休めると言われる料理の頭文字をとったものです。
オムレツ・カレーライス・アイスクリーム・サンドイッチ・ハンバーグ・焼きソバ・スパゲッティ・目玉焼きです。(「おかあさんはやすめ」)
これらは歯や体に良くないと言われていて、その理由として、軟らかいものが多く、あまり噛まずに食べられるので、歯並びや噛み合わせに影響する・あごが発達しない・噛まないから唾液の分泌も少ないので虫歯になりやすい等があげられています。
歯の調子がおかしいと感じたら、日本橋の歯医者・日本橋グリーン歯科へお気軽にご相談ください。

2015-10-03 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは
歯の表面に沈着した色素を除去したり、たばこのヤニや茶渋などの着色汚れなど、いろいろな原因で変色した歯を白くするのがホワイトニングです。
その方法は、歯科医院で歯を削って人工の歯にする治療法や、家庭で歯を白くする効果がある市販の歯磨剤や洗口剤を用いたりと、実に多くの選択肢があります。

歯は寿命が削れば削るほど短くなる確率が高くなりますので、削るのを最小限にとどめる処置をご選択された方が良いでしょう。
一般的な歯科でのホワイトニングとは、歯を削らずに漂白剤で科学的に白くすることです。
ホワイトニングの薬剤に120時間接触させた時、歯から溶け出すミネラルの量は、約2分半ジュースやソフトドリンクに接触させた時と同じ程度であると研究報告されています。
歯を漂白すると歯がボロボロになってしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、歯肉炎の治療に使用した薬から生まれた安全な薬剤なのでご安心ください。

ホワイトニング

ホワイトニングの方法

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2種類があります。
ご自身のライフスタイル等に合わせて、どちらの方法にするかは歯科医にご相談ください。

ホワイトニングは健康保険の対象ではないため、自費診療となります。
料金体系については、処置をつける前に納得がいくまで十分に説明を受けてください。

①ホームホワイトニング
歯科医の指導を受けながら、自宅で患者さまが漂白剤を盛った軟らかくて薄いマウスピースのホワイトニングの専用トレーを装着して行う方法です。
主に夜寝ている間の6~8時間を利用して、期間中は週1回程度の通院をして歯科医がチェックします。

②オフィスホワイトニング
歯科に通院し、漂白剤を塗布して強い光やレーザーを照射し、有害物質を脱色・分解する方法です。
1回の所要時間は1時間程度で通常3~6回の通院が必要です。

ホワイトニングの良い効果

ホワイトニングをすると、歯が白くなる他にも良い効果があります。
う蝕の原因となる歯周ポケットの減少・細菌数の減少や、歯垢がつきにくくなったなどと報告されています。
また、日常のセルフケアやお口の管理に対するモチベーションが高くなったり、自分の歯に対する関心が高まるようです。

2015-09-21 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯周病とホルモンバランス

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☆歯周病とホルモンバランス☆

文字通り歯周病とは、歯を支えているまわりの組織が炎症を起こしてしまうという病気です。
初期の段階では自覚症状がほとんどなく、何らかの歯周病の症状が30才以上の成人の8割以上にあると言われています。

☆どんな症状が出るの?☆

化膿性の炎症が歯ぐきに起きて腫れます。
膿が出たり、口臭がひどくなり、歯を支えている骨がやせて歯がグラグラになるため、最終的には歯が抜けて歯周組織を破壊するという、恐ろしい病気が歯周病です。
以前までは歯槽膿漏と言われていました。

静かに進行するので痛みも自覚症状もなく、そのまま放置してしまう場合が多いため、気がついた時には重症になっていることがあります。
中年以降の成人が歯をなくす一番の原因はこの歯周病なのです。

☆歯周病の原因☆

口の中で繁殖した細菌が、水に溶けにくいネバネバした物質と一緒に歯に付着した汚れが歯垢(プラーク)で、この歯の歯垢や汚れが歯周病の直接の原因です。
歯石(ターター)とは放置した歯垢が石灰化したもので、これらが感染を招きます。そして、次第に歯と歯肉の間に隙間(歯周ポケット)ができ、歯周組織を破壊していきます。

2015-08-29 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

大人の虫歯

大人の虫歯
甘いお菓子やジュースが好きな子供の病気というイメージが虫歯にはあります。
予防歯科の考えの普及や親御さんの努力もあって、最近では子供の虫歯は減少しています。
それとは逆に増えているというデータがあるのが大人の虫歯です。
あなたの歯は大丈夫ですか?
子供の場合は、歯と歯の間や、健康な歯の表面のエナメル質に虫歯ができることが 多いのですが、大人の場合は、歯と歯ぐきの境目や治療済みの歯が特に虫歯になりやすいことがわかっています。
大人の虫歯

歯と歯の間の隙間
歯周病によって歯と歯の間に隙間ができたり、加齢とともに歯と歯の隣接面が少しずつ摩耗したりします。
その状態が進行すると、食べ物がつまりやすくなり、歯間ブラシや爪楊枝を使っても食べかすを取り除きにくくなります。
これらを完全に取り除くことができないと虫歯になるのです。
永久歯は二度と生えかわることはありませんので、自分の歯とともに生きていくためには早期発見・早期治療が大切です。

治療を終えた歯
あなたの歯は、以前虫歯になった経験があり歯科へ通院し、金属の被せ物やレジンの詰め物をして治療が済んだことがあるかもしれません。
被せ物も詰め物も一生ものではありません。
毎日のお手入れの仕方や、耐用年数はその人のお口の中の状態によって違いますが、残念ながらそれらには寿命があります。
歯科へ通いもう治ったから安心と思う方が多いですが、そんなことはありません。
一度削ればいつか再治療が必要になる時が来ます。
そして、これらの被せ物・詰め物が年月とともに劣化してくると、歯との間に隙間ができて、そこから少しずつ虫歯が進行する場合と、劣化していない場合でも、歯の境にある微妙な段差と詰め物のせいでホームケアしていたとしても磨き残しや汚れが、虫歯のもとになることがあるのです。
大人の虫歯である「二次う蝕」という特徴です。
治療を終えた歯が、神経を抜いてしまった歯であれば、被せ物や詰め物の見た目に変化がないため、どんなに虫歯が進行しても痛みを感じないので、初めて気がついた時にはかなり奥まで進行しているということも少なくないのです。

歯ぐきが下がる
大人の場合、歯と歯ぐきの境目も虫歯になりやすい場所です。
歯垢がたまりやすい歯と歯ぐきの間には、歯周病や加齢によって歯を支える歯肉がやせて歯ぐきが後退することで、歯根が露出します。
歯肉に近づくにつれて、だんだん薄くなる歯の表面のエナメル質は、歯根部分になると、酸に対する抵抗力の弱い柔らかい象牙質になるので、よけい虫歯になりやすいのです。

2015-06-20 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯科通いを習慣に

6月には年に一度の「歯の衛生週間」があります。
いつも歯が痛む時にしか歯医者に行かないという方も、毎年6月には定期検診を受けに歯医者に行くことを習慣にしてみませんか?
自分では特に何も症状がないと思っていても、歯科医の目でチェックすると何か見つかるかもしれません。
虫歯
★こんな症状の時は、まず歯医者へ
1.歯が痛い。

2.詰め物が取れた。

3.歯に冷たいものがしみる。
虫歯や知覚過敏になっている可能性があります。そのまま放っておくと、虫歯はどんどん進行しますので、なるべく早く治療しましょう。

4.歯ぐきから血が出る。
血が出る場合は歯周病の可能性があります。
歯周病は重症になると歯が抜け落ちてしまうこともありますので、早めに診察を受けることをお勧めします。

5.歯の汚れが気になる。
いろいろな原因が考えられますが、虫歯や歯の汚れが原因で口臭が強くなることがあります。
また、歯の汚れは見た目だけの問題でなく、虫歯や歯周病の原因になります。
歯磨きで落としきれなかった汚れはプロにクリーニングしてもらいましょう。

6.口内炎ができた・口に怪我をした。
思わぬ事故で歯が欠けたり、口に怪我をした時はまず歯科へ。

7.歯並びが気になる。
見た目だけの問題でなく、磨きにくい場所が虫歯になったり、発音が不明瞭だったり、全身の健康状態にも影響が出たりしますので、一度歯科で相談してみましょう。

10.1年以上歯科に行っていない。
何の症状もないと思っても、初期の虫歯や歯周病は自覚症状がほとんどありません。
歯科で定期検診をすれば、初期虫歯が見つかったり、自分ではきれいに磨けていると思っていたのに思わぬところに歯垢や歯石がたまっていたり、何らかの症状が見つかるかもしれません。
放置して悪くなればなるほど治療も困難になり、時間とお金がかかります。
少なくとも年に1度、できれば半年に1度は歯医者に行く習慣をつけましょう。

2015-06-07 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

いろいろな歯ブラシ

お口のお掃除の必需品といえば歯ブラシですね。昔からいろいろな形のものが考案・開発されてきましたが、皆さんはどのような歯ブラシを使っていますか?
歯ブラシ
★歯ブラシの種類
現在販売されている歯ブラシを分類すると、4つにわかれます。
①手用歯ブラシ(手で磨くタイプ)
②電動歯ブラシ(ヘッドを電動で回転・振動させて歯垢をかきとる)
③音波歯ブラシ(電動歯ブラシに周波数20~2 万ヘルツの音波をプラス)
④超音波歯ブラシ(160 万ヘルツの超音波パワーで細菌を破壊)

★手で磨くタイプの歯ブラシ
手用歯ブラシを選ぶなら、ブラシは歯肉を傷つけないために柔らかめ、ヘッド部分は口の中で動かしやすいように小さめ、ネックは奥に届きやすいように細めでやや長めがおススメです。
グリップ部分は手の大きさに合わせて、握りやすいものを選ぶといいです。

★各種電動歯ブラシ
電動歯ブラシは1 分間に約2500~7500 回のブラッシングで歯垢を落とします。
ブラシの動きは縦横振動・回転・反転など商品によって違います。
音波歯ブラシは1分間に約3 万回の音波振動で歯垢を除去します。
超音波歯ブラシは人間の耳に聞こえない超音波を利用し、歯と歯垢のつながりを弱めて落とし、口の中の頑固な細菌の連鎖を破壊するといわれています。

★電動歯ブラシの注意点
①電気製品なので、水回りでの使用は感電の危険性があります。入浴中の歯磨きには不向きです。
②長く磨きすぎたり、強く押しつけたりすると歯や歯肉を傷つける場合があります。
③歯磨き剤を使用すると研磨剤の粒子が本体内に入り故障を起こすこともあります。
④電動歯ブラシの効果を過信せず、歯と歯の間の歯垢除去には、デンタルフロスや歯間ブラシでの仕上げも必要です。

いくら最新鋭の高機能な道具に変えても、正しい磨き方を知り、正しく使わなければ効果はありません。
歯ブラシについても、日本橋グリーン歯科にお越しの際にご相談ください。。

2015-05-15 | Posted in デンタルニュースComments Closed