2014-10
効果的なキシリトールガムの選び方
★効果的なキシリトールガムはどのように選べばいい?
虫歯予防の為にキシリトールガムなどを摂取する場合は、砂糖が入っていない物で、甘味料としてキシリトールが 50パーセント以上含まれているものを選びましょう。
★キシリトールガムはいつ噛むと良いの?
一日4回、毎食後と就寝前に噛みましょう。
積極的に虫歯を予防したい場合は、間食後にも噛むのが効果的です。
ただし、ガムを日常的に何回も強く噛みすぎると、顎関節症の症状が出てくることがあります。
また、強くガムを噛む習慣がある人は歯が磨り減ってかみ合わせが深くなり、上の前歯が前にでてきたりしてきます。
なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
★どれくらいの期間で効果が出るの?
キシリトールガムをかみ始めて 3 ヶ月ほどたつと虫歯になりにくくなるといわれています。
しかし、キシリトールガムを食べていても歯磨きが不要になるわけではありません。
毎日きちんと歯磨きをしましょう。
また、すでに形成されてしまったバイオフィルムや歯石は除去できません。
このため、定期的に歯科医院に通院して予防をすることが大切です。
3~4か月ごとに歯医者に通院し、プロの歯医者による予防処置を受けましょう。
キシリトールが虫歯を防ぐ2つのパワー
★キシリトールってなに?
キシリトールとは、多くの果実や野菜の中に天然で含まれる自然の甘味料です。
例えばイチゴには、乾燥したときの重量 100 グラム中に、約 300mg のキシリトールが含まれています。
また、人のからだのなかでも、肝臓で 1 日あたり約 15 グラムのキシリトールが作られています。
私たちがガムなどで摂取するキシリトールは、白樺などの木からとれる「キシランヘミセルロース」を原料に人工的に作ったものです。
★キシリトールが虫歯を防ぐ2つのパワー
1.虫歯の原因にならない
キシリトールは、虫歯の原因になる酸を作りません!
2.虫歯の発生、進行を防ぐ
むし歯の原因となるプラークをつきにくくし、唾液が分泌されるので歯の再石灰化を促します。さらに、むし歯菌を繁殖しやすくする栄養や酸などが得られないため、むし歯菌(ミュータンス菌)の活動を弱める働きを持っています。
<日本橋の歯科、日本橋グリーン歯科デンタルニュース>
食べ物が美味しい季節だからこそ、虫歯にも気を付けましょう
10 月になりました。暑さも収まり、過ごしやすい季節になりましたね。
夏バテで落ちていた食欲も、戻ってきた方も多いのではないでしょうか?
食べ物が美味しい季節だからこそ、虫歯にも気を付けましょう!
さて、10 月は和名で神無月といいます。これには諸説ありますが、10 月に全国の八百万(やおよろず)の神々が、こぞって島根の出雲大社に行き、男女の縁を結ぶ相談や酒造り、農作の収穫や漁労など、次の1年間のさまざまな事を話し合うために集まります。
各地の神社の神が居なくなるので神無月といい、逆に出雲地方では神在月(かみありづき)と呼ばれているそうです。
英語では 10 月を October(オクトーバー)といいますね。
これはラテン語で、「8 番目の月」という意味なのだそうです。
Oct(オクト)という言葉が 8 を意味するので、タコを意味するオクトパスや、ピアノなどのオクターヴにも oct が入っているのですね!
なぜ 10 月なのに 8 番目なのかというと、古代ローマでは、もともと 3 月を 1 年のはじめとしていたのに、途中で無理やり一年の始まりを 1 月に変更して、そのまま名前を変更しなかったからだそうです。
言葉の成り立ちを知るのって面白いですね。
<日本橋の歯科、日本橋グリーン歯科デンタルニュース>
歯の移植について
親知らずを抜いた経験のある方、とてもきれいな状態だったら、なんだかもったいないなと思ったことはありますか?
そんなこと考えもしないわ、という方のほうが多いかもしれませんね。
抜いた歯が虫歯にもなっていなかったら、歯をなくしたときに使えないのかな、と思ったことならあるかもしれません。
入れ歯、ブリッジ、インプラント・・・
歯を失ったときにその空間を補い機能を回復する方法がいくつかあります。
でもこれらはどれも人工的なもの。
プラスティックや、金属など、比較的お口の様々な環境に耐えうる丈夫で安全な素材が使われています。
それでもはじめは違和感があったり、いつまでたっても慣れなくて悩んでいる方も少なくありません。
実はそれより、もっといい方法が可能なケースが隠れていることがあるんです。
それは皆さんのお口の中にヒントがあります。
なんと、親知らずなど、今存在している歯をその空間に移すという処置があるんです。
そんな治療を移植と呼んでいます。
何より自分の歯でかむということが可能なのですから、もしもこの治療ができるならとてもハッピーなことです。
合わない人工のものをお口の中に合わせていく作業を繰り返す手間や費用、時間をかけなくて済みますし、拒否反応のようなものも大変少ないのです。
あいにく、その治療のケースはそんなに多いわけではないのですが、もしも奥歯を抜くことがあって、まだ親知らずが元気だったら可能になることがあります。
その時には、移植先の歯を抜いて、親知らずも抜いて移動させるので、傷は二か所できることになります。
周辺の組織が死んでしまう前に、丁寧に安全になおかつなるべく早く移植させる必要があります。
傷口を糸で縫合して移植した歯を固定するようにして、傷の回復を待ちます。
移植先でしっかり骨と結合すればほとんどの場合、周りの組織と一体化して、咬むことが普通にできるようになります。
しかし、形態~考えてもわかるように、まさか親知らずを前歯に持ってくるわけにもいかないですし、移植の場合には適した場所であることが前提です。
さらに、植え替える空間がきちんと確保されている必要もありますし、植え替えた先できちんと固定されるかどうか、骨や周辺の組織の経過を見なくてはなりません。
治療には保険が適用されるケースもあります。
もしも歯を抜かなくてはいけない、というときがきたら、ちょっとだけ、思い出してください。
もしかしたら、あなたのお口の中に宝ものが残されているかもしれません。
その時のためにもはやりどうせ抜くからと言って親知らずなんか丁寧に磨いたことが無い、なんてことのないように、大切にしておいてくださいね。
いざというとき、あなたを救ってくれるかもしれません。