デンタルニュース

世界で一番古い入れ歯!?

9 月になりました。まだまだ日中は暑いですが、夕方には時折さわやかな風が吹き、秋が来たのだなと感じます。さて、9 月 15 日(月・祝)は敬老の日です。
いつもお世話になっているおじいちゃんやおばあちゃんへ、日ごろの感謝の気持ちを伝えましょう!

ところで、高齢者の必需品である入れ歯は、どれくらい昔から使われていると思いますか?

世界で一番古い入れ歯は日本で発見されています。なんとヨーロッパよりも 200 年も早く、16 世紀半ばには「噛める総入れ歯」が実用化していたのです。
最古の入れ歯は木床義歯で、持ち主は、天文7年(1538 年)4月 20 日に 74 歳で亡くなった和歌山市の願成寺、仏姫(がんじょうじ:ほとけひめ:本名、中岡テイ)という尼僧です。
女性用の入れ歯なので、丁寧にもお歯黒が施されていました。
こうした入れ歯は木製で、最初は仏師の片手間として作られていましたが、後に「入れ歯師」と呼ばれる専門職業として定着したのだそうです。
昔から日本の職人は手が器用だったのですね!今の入れ歯は進化し、様々な高性能入れ歯があります。保険は適用されませんが、バネがなく人から気づかれにくい入れ歯や、薄い金属床でぴったり上顎に密着し食べ物の温度が分かる入れ歯など種類豊富です。

敬老の日に入れ歯のプレゼントはいかがでしょうか?

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